人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大聖堂とフランダースの犬

アントワープといえばノートルダム大聖堂。
そしてルーベンスの絵、
ルーベンスのキリストの絵といえば
思い起こすのはフランダースの犬。
本でもアニメでも何度大泣きしたことか。

ノートルダム大聖堂 (アントワープ聖母大聖堂)

大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18572822.jpg



大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18563369.jpg


大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18575391.jpg

こちらの像がルーベンス
この日は屋台や催し物店が多くて土台が隠れてしまいました。
後ろの鐘楼は世界遺産にも登録されている。
大聖堂はゴシック建築のすばらしい教会。

大聖堂とフランダースの犬_d0284727_20532218.jpg


大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18591131.jpg

ノートルダム=セントマリア、
つまりこの教会はマリアさまに捧げたものなので
祭壇正面にはマリアさまの絵が掲げられている。
ルーべンス作「聖母被昇天」

大聖堂とフランダースの犬_d0284727_19004961.jpg



しかし、日本から来た観光客がここでもっとも気になる絵はこちら。
ルーベンス、「キリスト降架」
少年ネロが一目見たいと憧れ続けた絵。


大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18585498.jpg


こちらは「キリスト昇架」

大聖堂とフランダースの犬_d0284727_18594106.jpg

19世紀末にはこれらの絵にはカーテンがかかり
お金の払えないネロはたやすく見ることが出来なかった。
やっと絵の前まで来たのにネロは愛犬パトラッシュと共に死んでしまう。

というフランダースの犬物語だが
実際のところ現地ではほとんど関心がなかったらしく
たとえばお話が暗すぎるとか
ひとりの子供を飢えたまま死なせることはベルギー人はしないとか
早くから子供の自立を促すヨーロッパではネロの状況設定が不自然だとか
(我々のイメージとは違ってネロは15歳とか?)
まぁいろいろ理由はあるらしいが
この物語が大好きな日本人からあまりにも問い合わせが多いので
逆に観光資源にしたというのが本音らしい。


大聖堂とフランダースの犬_d0284727_20503897.jpg


なのでネロとパトラッシュのチョコやレースなどが売られていたり
なぜか日本語で「フランダースの犬」と書かれた石碑があったり。
(ベンチにされてた)
大聖堂とフランダースの犬_d0284727_20474758.jpg

ま、いいじゃない?
私たちはお話に感動してるんだから。
ところが聞いた話によるとネロとパトラッシュには日本名もついているらしく
それが何と キヨシとブチ 。

ちょっとぉ、
命名者、出てこい!








名前
URL
削除用パスワード
by okira935 | 2015-10-17 21:35 | オランダ・ベルギー | Comments(0)