2017年 08月 29日
エジンバラ 2
現地ガイドのジョージさんと。
前日は土砂降りの大雨だったそうだが何とか晴れた。
だが思ったより寒くて風が強い、コートを持って来て正解。
ところでジョージさんは夕べは普通のオジサンだったが
この日はなんとスコットランドの正装で現れた。
母上がスコットランドのご出身なんだとか。
ジョージさんとは最終地ロンドンまでご一緒します。
本人は自称ジョージ7世と言っている。
ハプスブルグを勝手に名乗る私とはいい勝負ではないか。
せっかくなので
スコットランドの民族衣装について
キルト・ミニ知識 ↓写真はサインコスグループさんから拝借
けしてスカートと言ってはいけない。
「ジョージは女装してません、これはキルトです!」本人談。
もともとはタータンを織った一枚の大きなウール地で
昔はピンをはずしてストール状にしたり毛布代わりにもしたらしいが
今はプリーツが取れないように縫い付けてあり
エプロンと呼ばれる前の平らな部分をピンで留め、
さらに捲くれ上がらないようにスポーランという小袋を腰から前に垂らす。
ここで大事なのはタータン。
タータンチェックとつい我々は言ってしまうが
勝手に好きな柄を身に着けるのではなく
柄というよりも氏族(家系)で決められている紋章がタータンなのです。
日本でも家紋はそれぞれの家で決まっているように
例えばジョージさんのタータンは「グレアム」と言うらしい。
ソックスにも注目、ソックスのフリンジも同じ柄!
(正確にはフラッシーズというリボン付きの靴下止め)
女性の履くスカートはもっとプリーツが大きくて、
写真をごらんあれ、キルトのプリーツはこんなに細かい。
ジャケット丈はジョージさんは短めがお好みだとか。
靴も重要アイテム。
スキヤンドゥ(ゲール語で黒い短剣という意味)というもので
黒の編み上げ靴がキルトを着用する際の決まり。
なかなか奥が深い。
奥が深いと言えば更にその奥はどうなっているのか?
タータンはとても暖かいので冬でも寒くないのだそうだが
大昔はキルトの下はナッシング、つまり下着なし!
夫が不躾にも「ジョージさんは?」聞いたところ
ヒミツ・・とのお答えだった。
(ジョージさんは日本語がペラペラです)
カールトン・ヒルから見るエジンバラ城(左奥)
エジンバラ城
何と前日の大雨でチケット発券機にシステムトラブル発生。
またしても入場の前に行列するはめに・・
幼稚園の遠足かな。
背負っているリュックの絵がピカチュウ、アナ雪だったりして
つい撮ってしまった。子供はどこも一緒?
イングランドとの長い戦いの後を刻むエジンバラ城、
中はとても広く、飼われていた犬たちのお墓もあった。
険しい崖の上にそびえているので市内中心部を一望できる。
市内は東西に走る渓谷を境に
オールド・タウンとニュー・タウンとに分かれていて
お城を見学した後はいよいよ大好きな街歩きへ!
by okira935
| 2017-08-29 11:01
| イギリス縦断の旅9日間
|
Comments(0)